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実際にサイトを譲渡する時には
こちらの記事で述べたドメイン移管とサーバー移管が必要ですが、
全てが全てその作業を行う必要があるかというと、そうではありません。
種類別に見ていきます。
①広告収入型サイト(アドセンスサイト)の場合
まずは、管理画面に入るためのログイン情報を売却主からもらって、
移管作業と広告の張替えを行います。(移管作業は売却主との協力が必要です)
ツールを使用している場合は、それ単品で有償になるかもしれない
(使わなきゃ運用実質不可の場合あり)ので、
確認しておいて下さい。
サーバーとドメインが紐づいているので、移管作業が必要になるかと思いますが、
FC2やライブドアブログのような無料ブログを使用の場合は、
そのまま運用という形であれば、サーバー移管が必須ではありません。
無料ブログの致命点
ただ、無料ブログの致命的なところは、サイトの削除リスクに加え、
一番美味しい広告枠を、ブログサービス側が取っていってしまう事です。
(ライブドアブログは、広告は強制的なので取り外し不可)
最初にインデックスさせたり、直ぐにサイト構築が出来たり、
単商品への検証ブログとして扱うのに無料ブログは適していますが、
広告で利益を生ませる場合には、適していません。
更にエロ系の場合は、アドセンスが使えずNENDあたりになるので、利益率が圧倒的に落ちている上に、
一番美味しい広告枠を取られるので、とてつもないPVを持っていても実際の収益額は高くないという事が
往々にしてあります。
そのデメリットを受けてでもそのままやる場合には、
サーバーは据え置きでドメイン移行だけするというパターンになります。
ドメイン移行によるアクセス減
ドメイン移行をした場合、一時的にアクセスは落ちると思いますが、
長くても1ヶ月以内には復帰するはずです。
結局、認知されないことにはSEOの反応もしようがないので、
ある程度待つしかないのかなと思います。
これが嫌だというのであれば、
管理者を売却主にして、実質の管理は購入者とするパターンもあります。
これは出来るやつと出来ないやつがあると思うので、詳しくは調べた上でやるべきですね。
上記は、あまりおススメは出来ないかなぁとは思いますけども。
wordpress等に移行させるのが現実的なのではないかと思います。
上記にも述べたように、無料のサービス一定の利用価値があるものの、やはり制限があり、
ECではない限り、相手のプラットフォームで戦うのはあまり得策とは言えないです。
出来るならば、自分のプラットフォームに持ってくるのが良いです。
②アフィリエイトサイトの場合
wordpressもサイト作成ソフトのシリウスの場合も
インポートしたデータを貰う感じになるかと思います。
これは、dreamweaverなどのHP作成ソフトの場合も全て同じです。
シリウスが圧倒的に簡単だと思いますが。
アフィリエイトサイトは、譲渡後に作業が必要?
そして、こちらはASPを変えたりする作業(特単だったり、より成約の決まるものに変えたり)
をしたり、スマホ表示用に直したり、運用するまえに(運用しながら)
細かなメンテナンスが必要になると思います。
サーバーとドメインは、こちらも紐づいているので、どちらも移行させることになると思います。
ただ、アフィリエイトサイトの場合、サテライトサイトがセットでくっついてくるパターンが
あるので、その権利ごと買い取ってしまうというのも手だと思います。
ていうか、一個サーバー違ったら面倒ですしね。
これなら、とても楽にいくと思います。
ブラックSEOによる自己責任
サテライトを利用したサイトの中には、
ビッグキーワードで上がったサイト購入のパターンが
あると思います。
これは無理やり上に押し込んだ形なので、
いつgoogleから検索順位圏外に飛ばされるか分かりません。
運しだいです。だからこそ稼ぎやすいのはあるのかもしれませんが。。
ですので、ブラックパワーを利用した、強力なアフィリエイトサイトはスピードが命
(いつ落ちるか分からない)なので、購入前にその確認はしておきたいところです。
正直、ギャンブルに近い投資になるかもしれません。
[動画] サイトを買う場合にサテライトサイトは、引き継ぐの?
サテライトサイトの場合は、IPを分散させている場合が多いです。
そもそもブラックSEOでのサテライトサイトの意味というのは、
自然リンクへの自演が目的なので、同じサーバーだったらgoogleから
注意を受けるのではないだろうか…という点からです。
(やられるときはやられます)
今のところ、ブラックは有効ではありますが、
淘汰されていく傾向にあるはずです。
SEOを強制的に上げて報酬額順に
ランキング形式にしているだけですからね。
IPを分散させる場合は、専門の業者様がいるので、
ご紹介しておきます。
国内サーバーを使うのか、国外サーバーを使うので、
値段が違います。私も使っていましたが、国内の方が高いです。
③ECサイトの場合
他者のプラットフォームを利用する形と
自前で作る形(オープンソースであるECCUBEなど)があり、大体が前者のパターンに
なるかと思います。
ただ、モールの譲渡は禁止してあるので、これは取引自体が行えません。
こちらの記事が分かりやすいです。
http://storialaw.jp/topics/atoz/803
プラットフォームを利用する場合、これは相手のプラットフォームを借りて、
月額支払う(3ヶ月)形になると思うので、ログイン情報さえゲット出来て、
パス変更で終わりです。
ECネットショップ一覧ランキング
ECのプラットフォームを提供しているサービスの会社は以下の通りです。
下記でまとめてくれています。
尚、「そのほかの基礎知識はこちら」の記事がとても分かりやすいので、
そこを見てもとても勉強になります。
カラーミーショップが、この中ではぬけているようですね。
サイト売買の掲示板を見ても、カラーミーと書いてあるのを
よく見かけます。カラーミーは管理画面も分かりやすいですし、殆どの機能がショッピングカートについています。
そして、配達方式やクレジット機能までも付いており、まさに至れりつくせり状態。
しかし、月額が若干高いのが難点です。
[動画] サイト売買の時、会員を引き継いだら個人情報保護法にひっかかるの?
ECサイトの場合会員情報などの譲渡について、
これは法的な問題が多少絡んでいるにせよ、公式HPが変わったことと、
運営元が変わったことをメルマガ等で告知すれば問題ないはずです。
あとは解除申請フォームをしっかり作るということです。
会員情報、スタッフ情報などいずれも同様です。
基本的に、事業譲渡ですからその考え方と同一と考えれば、
良いかと思います。
まとめ
基本的にサイトを譲渡をする際に、
移管と若干の手直しはどのタイプにおいても
必要だと思います。
SEOの順位は一番気になるところでもありますが、移管後は間違いなく
落ちますので、もし気になるようであれば、
購入前に誓約書の項目で書くのもアリかもしれません。
ただ、SEOの順位というのはgoogleやyahooの判断ですので、
基本的に誓約書で書くというのは、売却主が了承するかどうかは
微妙です。この辺はお互いが決めたルールでやるということですね。