サイト売買を自分自身で行う際に、
一番ネックなのがこのサーバー移管とドメイン移管方法です。
正直ミスったら、シャレではすまなくなります。
この辺がネットの怖いところと言えば怖いところです。
ドメイン移管はそれほど難しくありませんが、サーバーの移管は結構大変です。
順番としては、どちらでも構いませんが、一緒にやってしまった方が
早いかもしれません。
ドメイン移管とは、ドメインを管理している会社を変えるという認識でオッケーです。
サイト売買の場合、ドメインは相手側のアカウントに紐づいていますから、
そのドメインを自分の方に持ってくる必要があるので、ドメイン移管は必要な作業になります。
※ただ、逃れる方法もモノによってはあります。
管理者をサイト売却者で実質管理をサイト購入者というパターン。
この場合は、余計な手間がかからず、そのまま運営出来るのでよいかもしれません。
(1サイトは私はこのパターンです)
ただ、基本的には必要な作業ですので、積極的にやっていきましょう。
サイト売買の場合、どっちも移すパターンが多いと思うので、
どっちも移すパターンでで書いていきます。
また、こちらのサイトの方の説明が分かりやすく参考になります。
http://server.change.jp/
(超初心者のサーバー移転とドメイン移管)
ドメイン移管の方法
まずはドメイン移管から。
ただドメイン移管に関してもサイト売買に関しては少しややこしいです。
というのは、サイトのドメインを管理しているのはサイト売却者なので、
ドメイン移行申請を行っても、サイト購入者が承認の作業等は行えず、
どうしてもサイト売却者の協力が必要となるからです。
ここでもたもたしていると、いつの間にか売却主からサポートは終わりましたよと
言われ、エライことになるかもしれません。ですので、注意が必要です。
この話は再度下で話します。
注意:ドメイン保有期間がある程度必要なので要確認(残り保有期間30日は見ること)
ざっくりやることだけ言っていきます。
①移管元へ移管したい旨を伝える
②移管先へ移管したい旨を伝える
③移管先へ必要な情報(Authcodeや支払い方法など)を送る
④移管(トランスファー)手続き承認のメールが移管元からと移管先から届く
⑤どちらも承認する(来なかったら、whois情報のアドレスが間違っている)
⑥後は、勝手に移管先がやってくれる。fin。
つまづきやすい注意点(ここだけは気をつけろ!)
1.レジストラロックを解除する必要がある
2.Authcodeコードを受け取る(ドメイン移管元で申請する)
3.whois情報でメールアドレスがちゃんと確認出来るメールアドレスにする
1.2.
レジストラロックとは、レジストラというのはドメインを管理している会社の事です。いたずらをされないように
ロックされている場合は、それをロックを解除する必要がある。(基本ONになっているはず)
そして、ロックされているのを解除するための
認証コードをAuthcodeと言います。二つの作業が必要になるので、ここが重要。
Xサーバーの場合は、https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_register_lock.php
を参考に。
3.
whois情報に書かれているよーく見ること。アドレス確認。
whois情報がどこにあるか分からない場合は、「ご自分のドメイン会社名+whois情報」
で検索すれば分かるかと思います。
お名前.comから他業者へ変える場合の具体的手順
お名前.comから他業者へ変える場合は、以下の通りです。
お名前.com公式HPより。
■.jpドメイン以外の場合(.comや.netなど)
1.ドメインNaviにてAuthCode(オースコード)とドメインのWhois情報を確認
※必要に応じて変更
2.移管先にドメイン移管申請
3.移管先にて手続き完了
※Whois情報のメールアドレス宛に送信するメールによる
承認手続きが必要な場合が多いです。
4.お名前.comから承認メール送信
※Whois情報の登録者情報宛
特に承認しなくても移管は可能です。
5.ドメイン移管完了
※1,2週間前後かかる場合がございます。■.jpドメインの場合
1.ドメインNaviにてREG-IDとドメインのWhois情報を確認
※必要に応じて変更(属性型JP(.co.jpなど)ドメインはREG-IDはありません。
2.移管先にドメイン移管申請
3.移管先にて手続き完了
※Whois情報のメールアドレス宛に送信するメールによる
承認手続きが必要な場合が多いです。
4.お名前.comから承認メール送信
※Whois情報の登録者情報宛
承認手続きが必須となります。
5.ドメイン移管完了
※1,2週間前後かかる場合がございます。
面倒なように思えるんですが、それほど面倒ではないです。
面倒なのは、レジストラ側かと思います。笑
レジストラの説明は下段に。
上記でも書いたように、サイト売却者はサポート期間を設けているのが
普通です。サポート期間を過ぎたものは、普通ならば有料での受付にされると思います。
もしくは、最悪連絡出来ないこともあり得ます。
連絡出来なくなったら、最悪です。
ドメイン移管が出来ず、新規でドメインの取り直しになり、SEO効果もクソもなくなります。
ちなみに私、一度これをやっています。。。この時は、確か前の前のオーナーと連絡が取れなくなってしまい、
finに。気をつけてね(/_;)
レジストラとレジストリなど(飛ばしてもオケ)
この移管作業の場合、どういう風にドメインやサーバーが
成り立っているのか仕組みを理解するとイメージしやすいと思います。
ドメインを移行するということは、ドメインを管理している業者を変える(レジストラを変える)という事です。
例えて言うならば、ムームードメインからお名前ドットコムへ移管するというような流れです。
ドメインには「.com」や「jpn.com」「.biz」「.net」のような最後につくものを
トップレベルドメインと言いますが、トップレベルドメインは一つ一つを管理している組織が一つだけあります。
これをレジストリと言います。
だから、.asiaや.tokyoのようなものに個別に一元管理している組織があるって事です。
全く知らんでもいい話だけど。
何を言いたいのかというと、ドメインを維持管理のみしている組織と
ユーザー(私たち)が登録している情報を登録したりする
組織は違うのよということ。
だから、お名前ドットコムと契約していたら自然と
そのレジストリと関係を持っているわけ。
「.com」ならそれを統括している組織と関係があるわけですね。
これも知らんでもいい話。
で、いざドメインを変えるとなると、
普段知らんでもいいレジストリという組織にも関わってきてしまうんです。
何故かというと、ドメイン会社(レジストラ)は勝手に
私たちのドメインをいじったりは出来ないので、私たちから得た情報を元に、
ドメイン会社(レジストラ)は、このレジストリとやり取りを行います。
「あの人、レジストラ変えたいみたい、、したらこうやってああやって、ごにょごにょ…」
途中で、承認作業という作業がありますが、これはそういった関係で色々あっちゃこっちゃで
やり取りをされていて、あなたに「変えるけどいいんだよね??本当に良いんだね???」と
確認してもらっているだけです。
サーバー移管の方法
それでは、サーバー移管に移ります。
面倒ではあり、色々とトラブルはあるかと思いますが、
(人によってトラブルはまちまちかと思います)
やることはそれほど多いわけではありません。
サーバー移管に関しては、まずイメージ的には、まず「自分のミラーサイト」を作って、
最終的に、元のサイトを消すということをイメージしてください。
①自分のサイトの情報をパソコンに取り込む(ファイルとデータベースの取り込み)
②取り込んだデータを新しいサイトに送る
③新しいサイトが表示されるかチェック
④DNSサーバーを書き換える
⑤元のサイトを消す
つまづきやすい注意点(ここだけは気をつけろ!)
wordpressの移行の場合は、ファイルの移動だけではなく、データベースの移動も必要!
wordpressでのサーバー移行は、こちらの記事が分かりやすいです。
http://websae.net/wordpress-backup-without-plugin-20140924/
ミラーサイトを作るためには、当然今のサイトの情報をそっくりそのまま
移行させる必要があります。まずは、今のサイトのデータを自分のパソコンに
移していきましょう。
取り込み方は、FFFTPやFilezilla等のFTPソフトを使って、取り込んでいきます。
wordpressの移行方法(Xサーバーの場合)
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wordpress.php
ファイルを取り込み終わったら、今度はデータベースを取り込んでいきます。
wordpressは、MySQLデータベースで動いているので、phpMyAdminにログインして、
データベースをエクスポートします。
多分、ここまでで問題が起きて詰んでるケースがあると思いますが、
分からない箇所は殆どインターネットが解消してくれるはずです。
出来ないなら、業者を利用するのがベターです。
最後にネームサーバーを変更します。
ドメイン移行とサーバー移行を同時に行っていると、
ドメイン移管のプロパゲーション(浸透)期間があるので、
別々にやっても良いです。
ただ、新サーバーに繋がらない場合は、プロパゲーション期間か
もしくは何らかの障害があるときです。
代行を利用する際にも、自分が何の作業をやったのかを説明できるように
行った作業をメモに残しておくと良いかもしれません。