サイトを購入してから、自サイトとして運用する際に、アフィリエイトやECであれば、商品へのクリック率を上げるということはとても重要です。これは、サイトは見たけど興味はなかったので、クリックしなかったという状況なわけなので、いかにこの状況を打破するかがカギです。

クリック率が変わるということは、成約率(コンバージョン率)も変わってくるわけなので、今回はクリック率をどのように上げていくのかを前の記事で紹介したサイトの例をもって説明していきます。

サイトの売り上げ方程式を基礎から確認

サイトの売り上げの基本となるものは、表示回数(インプレッション数)×CTR(クリック率)×CVR(コンバージョン率)となります。

これは掛け算ですから、どれかがゼロになれば当然ゼロになります。上手くバランスよく配分することが重要で、今回の模範サイトのようにインプレッション数やCVRが良くてもクリック率が悪ければ、その改善をしなくてはならないので、この方程式を頭に入れておくことが肝要です。

またこれはジャンルにもよりますが、アフィリエイトサイトのCTRの平均は、大体約5%程度になるので、
これを下回るのであれば何かが悪い可能性が高いです。(アドセンスサイトは、約0.5%~1%)

譲渡後に運営をする際に、何もしないでそのままの金額が転がりこんでくるので、いいだろう。
と考える方がいますが、これはやめた方がいいでしょう。

何故なら売り上げがあるサイトならば、まだまだ伸ばせる価値があるはずだからです。

更に売り上げが上がれば、サイト売買の際にも高く売ることが可能なので、試行錯誤は続けなければなりません。その際に必要なのは基礎の方程式を改めて考えることです。もう一度自分の売上の上がっているサイトが出来ることがないかをチェックしてみましょう。

実際にクリック率を上げるやり方を生の指示で確認

動画を見てもらえれば分かりやすいですが、今回のサイトはクリック率が悪いので、そのサイト修正です。
良くあるのが、どの業態でも「おススメランキング」と題されたカテゴリーが用意されていることが多いです。
これは悪くはないのですが、誘導文句を変えると改善される場合があります。

通常の「おススメランキング」ではなく、「○○が試して良かった◎◎のサイト」とか「○○がおススメする◎◎のサイト」とかで、少し誘導を変えていきます。

そして記事下に必ず誘導する仕組みを作っていくことも大事です。(お客さんを逃がさない施策)
こうした前記事を一気に一括置換することの出来るsearch-regexというwordpressのプラグインが便利です。
search-regexプラグイン説明

【微裏技】下段の記事を置換させる場合に画像を使えば、コピー記事対象にはならない。

しかし一気に置換させると、評価が落ちるのではないか…という方にはこの方法がおススメです。
おススメなどの記事は画像としてキャプチャーし、その後のボタンだけは別として扱うというやり方です。
この方法を使えば、閲覧者にはスムーズに誘導できます。

アフィリエイト広告を制限して特化させる

アフィリエイト広告は報酬金額の高いところから上に紹介していくのは、王道(これが原則正しいとは限らないが、アフィリエイターの苦しいところでもある)です。その際に無駄に拡散させるのはあまり好ましくありません。

勿論、閲覧者に「商品を選択させる意識の狙い」があるのであれば、何個か用意をする必要があります。
ランキング下のものは閲覧者も基本的に興味はないですから、一応置いているという人もいるかと思います。

ただ本当に良かったとサイトの運営者がイチオシで紹介するのであれば、ピンポイントでの商品紹介が望ましいです。ですので、1~2位あたりで勝負をかけていくという事です。

あなたが閲覧者となる時にどう動くかを想定する

サイトを作成するときに難しいのは閲覧者の気持ちになるという作業です。意外とこれがプロでも中々難しいのです。当然の事ながら自分が欲しいという思いでなければ、その商品を売るのは難しいです。だからこまめに小テストを重ねていくことが重要です。これをこう動かした。その結果こうなったという細かなテストです。

googleは日々進化しており、一見でダメなサイトはやはりはじかれてしまう傾向にあります。勿論そうではないパターンも多いですが、全体の傾向を見る限り、やはり正統にやっているサイトの方が強い印象にあります。

このサイト便利だなと感じることがとても重要で、ここはこうした方が良いのではないのではないかと無駄なくやることも重要です。一切の無駄なものを排除したIT分野のモンスターサイト「バズ部」は、全く更新していないのにも関わらず、あらゆるIT用語で上位に食い込んでいるコンテンツマーケティングに特化している恐ろしいサイトです。

とにかくユーザー目線で書いており、記事数は圧倒的に少ないにも関わらず、上位に入っています。

こうしたコンテンツマーケティングは最終段階になるかとは思いますが、今あるサイトの修正をどのようにしていけば、CTR(クリック率)が上がるのかを再度検討してみるのも悪くないと思います。

動画はコチラです。

動画:CTR(クリック率)を上げるための施策