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サイト売買は未だにグレーな市場であり、特に掲示板で張り出されるような
情報のサイト売買は危険と思われるものは結構あります。
そこを今回今までのサイト売買をやってきた経験を元に、お話ししていこうと思います。
※どこまでが詐欺かというのは難しい話で、結果的に詐欺になってしまった場合は微妙なところになります。
【ポイント1】相手側とのやり取りを全て残しておく
当たり前のことですが、もし第三者（弁護士等）に証拠を提出する場合、相手側のやり取りで
どこが詐欺に当たるのかを立証するため、必要なものは全て残しておかなければ、あなたにとって
不利になります。
ただ、弁護士うんぬんというより、サイト売買に関してのデメリット部分でもありますが、
正直判例は少ないですし、こういったものは泣き寝入りの可能性が高いです。
やられるときはやられますからね。
詐欺は、相手側が詐欺をするつもりが文章ならびに口頭で述べられたものであると
絶対的な証拠があって成り立ちますから、グレーなものはあかんのです。
また実際に購入相手と対面した際は、相手側に一言言って、
録音をしていれば更に良いかなとは思います。あんまり印象良くないけど
守るものは守らないとねという事で。
いずれにせよ、購入する前に相手側の情報（購入金額が高ければ尚更）と
購入予定サイトの情報（アナリティクスなど）は情報収集を通常よりやっておかないと
後で痛い目を見ることがあります。
最後は自己責任になるということは覚えておきましょう。
【ポイント2】市場調査と収益モデルを見て、おかしいなというところは突っ込む。
アダルトは相手側が巧妙であることが多いです。
嘘ではないけど、取りようによっては詐欺になるという絶妙なところで
攻められると、一番困るところなので、売りに出されている市場調査で、
自分が知らない市場で購入予定のサイトがあれば、まず自分でその市場を調べてから
やるべきです。
（人気のサイトは即日になってしまうので、同時に購入意思だけは伝えておくと良いでしょう）
収益モデルというのは、どうやって稼ぎ出しているのかという事です。
アドセンスであれば、PVに比例するわけなので簡単ですが、殆どがこんな簡単な収益モデルには
ならないはずです。
例えば、アドセンスが張れない場合はnend（特にアダルト）とかになりますが、
こちらもPV数に比例しますが、どの程度のPVに対して収益予想はどのくらいになるのかを
知っていなければなりません。知らなければインターネットを駆使して情報を集めていきましょう。
【ポイント3】サイトの受け渡しと現金やり取りに注意
一番シンプルで一番難しいところですが、現金を振り込んで、
そのままドロンされたらたまったものではありません。
これは逆もそうで、サイトのデータを渡して、
購入予定者にドロンされたら、かないません。
ですから、このやり取りというのはある程度善意でやっていくしかありませんが、
やり方は三つあります。
一つ目は、エスクローサービスを利用することです。
二つ目は、お互いの連絡先を確実に知っておくことです。
相手が法人であればある程度安心ではあるかと思います。
法人であればそう簡単に逃げられませんから、（と言ってもやられるときはやられます）
個人よりかはいくばくはマシです。
相手側が法人の場合、法人の運営のサイト（公式サイト）も調べておきましょう。
三つめは、実際に対面でデータの受け渡しと現金を渡すということです。
これが一番安心です。ただ遠方の方だとちょっと難しいのかなとは
思いますが、これで詐欺の目を一つ潰せたと思えば安いものです。
私は出来る限り対面での商談を希望しますね。
【ポイント4】サイトが実際に売り上げる時期の考慮とそのコストパフォーマンスを考える
これは詐欺と言えるのか…というのは、聞かれなかったら答える理由が無いと
言われればそこまでというものもあります。
例えば、ピアノや引っ越しは春に売り上げがグッと上がります。
脱毛であれば夏ですよね。
こうやって、その市場によって熱い時期というのが存在し、
その時期を逃して購入してしまったら、稼げないということになります。
春に全体の8割。残りは2割とかだとシャレになりませんからね。
だから、実際に売り上げの強い季節は重要です。
またそのサイトにかける労力はどのぐらいなのかも大切です。
自分に知識が無かったら、その分運営に手間がかかります。
私の場合、ECCUBEでカスタマイズされたECサイトは購入するつもりはありません。
引き継ぎの際に色々なことを教えてもらったとしても、いつ何時メンテナンスに
追われるかもわからないし、多分自分には手が負えなくて、直すのに外注のSEさんに頼んでやってもらう
ことが目に見えているからです。
で、次にコストパフォーマンスについてですが、自分が時給800円の力で
仕事をしていても、二人でやれば時給1,600円。三人でやれば2,400円となり、
その分、利益が上がることになります。
利益が上がるのは良いことですが、あなたに切り替わったときには
これでも大丈夫なのかという事です。
実際の運営者が一人だったとしても、二人以上程度で運営しているとこが
あります。これは外注でアルバイトを雇ったり、
友人関係、夫婦でやっているなどが挙げられます。
ここを聞かずして、これはいけそうだ…と思ったら、
とてつもなく作業が必要で、更新をしなくなっただと
本末転倒ですよね。
詐欺に遭わないようにするというより、自分の知識をある程度つけることが重要！
4つのポイントをご紹介しましたが、聞かれてみれば当たり前のことばかり。
そう思うかもしれません。サイト売買をするにあたって、金銀財宝ばかりではなく、
玉石混交の状態なので、いかに目利きを出来るかが重要です。
目利きというのは、知識に他なりません。
自分がそういった目利きでないなら、目利きである人に
頼んでしまった方が早いです。
それはウチのサイトでも承りますし、他のサイト売買サイトに頼んで仲介してもらうのでも良いでしょう。
とにかく、無防備で戦争をしかけるのではなく、ある程度の装備をしてから、
戦場に行かないと、思わぬ伏兵と実弾にいつ自分が当たるか分かりませんから、
要注意であると言えますね。
